2拠点生活 何から始めたらいいか?

4.新しい考え方を手にいれる

今までと違うことをするということ・・・

今までと違うことをするには、今までとは違う考え方をする必要があります。
現在の自分は今までの決断の結果であり、その決断は私の考え方、思考パターンが
生み出したものです。

現状を変えたい、つまり未来を変えたいと思ったら今までの考え方、思考パターンを
捨てて新しい考え方をする
必要があります。
今までの考え方・思考パターンで新しいことに挑戦しようとしても、以前の自分に
引き戻されて元の状態になることでしょう。

この元に戻そうとする力のことを「心理的ホメオスタシス」といいます。
ホメオスタシスとは恒常性という意味で体を一定に保とうとする力のことです。
体温を一定に保とうとするのもこのホメオスタシスが作用しているからです。

心理的ホメオスタシスは、考え方・思考パターンまたは習慣を変えようとしたときに
元の状態に戻します。
何か始めたことが3日坊主で終わるのも心理的ホメオスタシスが原因です。

考え方を変えるのは簡単なことではありません

その考え方がベストだと思ったからその考え方をしているわけなので、
それを変えるとは今までの自分を否定することになります。
否定のエネルギーは強いため、今まで一定に保たれていたバランスが崩れてしまうため
ホメオスタシスの力が働いて元に戻そうとします。

新しい考え方を取り入れるポイントは・・・・
今までの考え方は今の自分を作ってくれたことにOKを出し、未来のための新しい
考え方を取り入れて置き換えていくことです。
それも一気にではなく徐々に置き換えていくと無理なく新しい考え方が習慣となります。

私の今までの思考パターンでいけば・・・

①お金がないのでお金を貯めてから

この考え方は、リスクを最小限にして心理的安定をするために必要な考え方でした。
それをこんな風に考えるようにしました。
とりあえず1年間暮らせるお金があれば何とかなるだろう。
移住しよう!と思った今がやるべき時だと思うし、お金には代えられない経験ができる
チャンス
だと考えることにしました。

②その土地でずーと暮らさないと

これは「ねばならない」という私の強い思い込みでした。
1度決めたことは続けなければならないという考え方でした。
でも、移住してみて合わないなと思ったら、元の場所に帰ればいいやと考えると
気が楽になりました。

もし、6か月でも、3ヶ月でも移住したことには変わらないし、その場所が合わなかっただけ
と思えばいい。もし、移住を諦めて帰ったとしても、また行きたいと思ったら行けばいいし
移住しなくてもいい。すべてはその時に自分で決めればいいのだから・・・

③失敗したらどうしよう

失敗か、失敗ではないかを決めるのは自分自身。
失敗したと思ってもいいし、短い期間だけでも移住を経験できたので、良い経験が
出来たと思ってもいい。

結局はやってみて後悔するか、やらなかったことを後悔するかだとしたら、
きっとやったことに後悔するよりも行動した自分を褒めると思うのです。

④冒険する歳ではない

いつだったらできたのだろう?
もっと若かったらやってたのかな?

でも、時間を巻き脅すことはできないし、過去を変えることはできない。
だったら未来を変えるしかない。
5年後の自分をイメージして現在の自分に声を掛けてみる。

「冒険する歳ではないから諦めるか?」


ある未来では・・・
何であの時に移住してみなかったの?あの時やってれば良かったのに。
あの時移住しないと決めたおかげで大きな冒険はしなかったけど、安定した人生だったことは
感謝している。もうこんな歳になってしまったし冒険する歳でもなくなったよ・・・

もう一つの違った未来では・・・大きなチャレンジだったし、大きな決断だったと思うけど、
あの時に決めてくれてありがとう!
その時は、お金のことや今後のことなど不安がいっぱいだったけどよく頑張ったと思う。
今は冒険する歳ではなくなったけど、あの時に冒険してくれたから今の自分があると思うよ。

どんな未来になりたいか?を決めるのは自分なのだから・・・

⑤安定を捨ててまでやることか

ところで安定するって何だろうか?
本当に今は安定しているのだろうか?
定期的に給料という収入が入ってくると考えれば「安定」といえるかもしれない。
でも・・・それが本当の安定といえるのか?
それはいつまで続くのか?
定年までは何とか守られているかもしれないがその後は次の人生が待っている。
そもそも会社にいることがいいことなのか?

自分で稼げるようになることが本当の安定なのではないのか?
今まで自分で稼ぐということをやってきていない、稼ぐ方法を知らないことで
不安になっているだけで、会社という箱の中にいることで外界の不安を感じないで生きていける。

一旦、外に出てみれば、箱の中にいることがどんなに窮屈で、不安定なことなのかが
見えてくるのではないか?一回外に出てみて自分で稼ぐことを経験してみたら
これからの人生が大きく変わるのではないか?

もし、外界が合わなかったら、また会社という箱の中に入ればいいだけのこと。
どうせ定年後は別の会社や組織で働くことになるのであれば早い方がいいのではないか?

⑥そんなに上手くいくはずないって

沖縄移住は楽しいことばかり・・・そんな思いを抱いてしまう。
でも、それと同じくらい、もしかしてそれ以上かもしれないけど、沖縄移住して
失敗したという人も多いのだろう。

沖縄移住が成功する人、失敗する人が50%ずつだとしたら私はどっちに入るのだろう?

失敗した人や移住したことがない人
に聞いてみたら「そんなに上手くいくはずないって」
いうだろう。

移住が上手くいっている、楽しんでいる人
に聞いたら「絶対移住した方がいい」
「なんとかなりますよ」
ということだろう。

結局は、自分がどちらを選びたいのか?どちらの人たちに入りたいのか?ということだろう。
それって「やってみないと分からない」というのが答えかな・・・と考えます。

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