【進展】次の目標を探し求める

過去の成功体験が変化を拒む!

会社は、再建から統合による拡大が一段落し、軌道に乗り始めました。

統合により会社の規模が大きくなったことでお客様へのサービスも徐々に向上し、収入も利益も増え始めました。

会社にとっても、社員にとっても、このまま良い方向に進むことが望ましいことは明らかです。

しかし、私の心は、空虚な穴が開いたような気持ちでした。

今まで改革のために時には無理をして進んできた私でしたが、これからの安定期、成長期では、

今までのやり方は求められませんでした。

私は、これから目指したいことや目標を見失ってしまったようでした。

一旦、何らかの方法で成功すると成功体験を忘れられず、新しいことへの変化を拒むものだと改めて思います。

「自分も変化しなければならない」と思いつつ、なかなか過去の成功体験から抜け出すことができませんでした。

その頃は、1人で始めた教育部門も1人がプラスされて、私もかなり楽にはなっていました。

それもあってか自分は何をしたらいいのか?何をしたいのか?を自問自答する悶々とした日々を過ごすことになります。

数か月間、そんな状態が続きながらも社員教育・研修は繰り返されます。

新しい目標に向かって!

ある日、親会社にある人材育成部署から全国のグループ会社に召集がかかりました。

同じグループ会社といえども、今までは各社バラバラに行っていた教育・研修を統一したので、

グループ各社から1名、教育・研修に携わる人材を出してほしいというものでした。

所属はそのままでプロジェクトとして進めるため、今の仕事もしながら兼業で行うこと、

自社だけではなく他社に出向いて研修を行ってもらうことなどが条件でした。

その召集の白羽の矢が当たったのが私です。

今の会社での目標を見失っていた私は、このプロジェクトに参加して新たな目標設定をしました。

それは「自分が全国でどこまで通用するか試してみよう!」というものでした。

今まで自分が今の会社で行ってきた研修や教育に関する企画が、全国のグループ会社で試してみることは大きなチャレンジでした。

せっかくのチャンスだから思い切ってやってみよう。

その時39歳。

もし今回のプロジェクトで上手く行かず、失敗することがあったとしても今の会社、今の仕事に戻らないという決意で

仕事をしようと退路を断っての決意で臨みました。

その目標設定により、新たなやる気が沸々とわいてきました。

これから何が起こるか!という期待と不安で胸が高鳴るのでした。

今回はここまで。

次回は、「新天地での研修スタート」

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