志を持って変革する代償・・・
リーダーたちの活躍ぶりは、会社を復活させる原動力になりました。
社会や世の中は、人の想いで変わっていくものだとつくづく思います。
つい最近まで会社はもうダメで、倒産を待つのみだと思って意気消沈していたのに
リーダーたちが職場で「自分たちでなんとかしよう!」という伝染し、職場は活気づき、明るくなっていきました。
その変化がお客様にも伝わり、売上はあがり利益も出るようになっていきました。
数か月がたったころには、何とか倒産せずに再建する方向性が見えてきました。
本当に人の力、人の想いはすごいパワーを発揮するものです。
IT化やデジタルの時代になっても人の力は絶対に負けることはないと信じています。
そんなリーダーたちの活躍もすべてが上手くいったわけではありません。
職場に戻り、会社を変えようと頑張ったものの上司の協力が得られなかったり、
先輩社員からの圧力を受けて孤立するリーダーも出てきました。
そうなるとそのリーダーのモチベーションは下がる一方で、その職場に幻滅し、結果、退職する人も出てきました。
私にも電話で「もう無理だ。もう辞める」という相談が何度もかかってきました。
何かを変えようとする時、大きな反発や反動もあるものです。
よい方向に変わったという職場がある一方で、リーダーたちの退職が1人また1人と増えてくると
私の心は引き裂かれそうでした。
「自分たちで会社を変えよう!」という私の言葉が、その人が退職させるきっかけとなったと思うと
「自分がやろうとしたことは正しいのだろうか?」と疑問が頭をよぎるのです。
それでも前に進むしかありませんでした。
リーダーたちによる変革のムードはどんどん高まっていったのです。
今回はここまで。