アウトカム(目的や目標)に焦点を当てた質問の仕方と
問題点に焦点を当てた質問の二つを同時に行う方法がSCOREモデルです。
かなり衝撃的な体験でしたので紹介します。
S (Symptom)=現状
C (Cause)=原因
O (Outcome)=アウトカム・目標
R (Resource)=リソース
E (Effect)=結果
頭文字をとってSCOREモデルといい、それぞれ質問をしていきます。
私がNLPを学びに行ったとき、受講生の中から「デモンストレーションに協力してくれる人」といわれて手を挙げ、ステージ上でSCOREモデルをしてもらったときの内容です。
①現状は?(S:現状)
(私)「仕事上のチームメンバーと上手くコミュニケーションが取れていません」
②その原因は?(C:原因)
なぜコミュニケーションが上手く取れていないとわかるの?
(私)「以前、強い口調で相手に敵意を感じるような言動をしたから」
本当にそれが原因なの?
(私)「その後、関係が上手くいかなくなった」
どうしてそれがわかるの?
(私)「相手の態度が自分を避けているように見える」
誰かにそう言われたの?誰がそう決めたの?
(私)「言われたのではなく、自分がそう思っているだけかも・・・」
③アウトカムは何?どうなりたいの?(O:アウトカム)
(私)「チームが同じ目標に向かって、次のステージへ進むことが出来る関係」
④それが手に入ったらどうなるの?(E:結果)
(私)「新しいことにチャレンジすることで会社を変えることが出来る」
それが手に入ったらさらに何が手に入るの?
(私)「チームが事業化または別会社化できる」
更にそれが手に入ったらどうなる?
(私)「業界に影響力を与え、やりがい、働きがいが持てる業界になる」
更にそれが手に入ったらどうなる?
(私)「業界が変わる」
更にそれが手に入ったら?
(私)「業界が変わることで日本が変わる」
※この時、私の目線は上がり、頬が赤く火照った感じで興奮していた。
⑤先程の現状はどうなった?(S:現状)
(私)「小さなことに拘り過ぎていた。
大きなビジョンの実現を考えると今の問題にとらわれ過ぎず、
もっとどっしりと構えておこうと感じた。
メンバーとの関係(私の反応)は今までとは違って穏やかなものになる予感がする」
こんな感じで問題解決につながりました。