人生には転機となるときがある!
私にとって人生の転機は「ドライバー教育担当者」の仕事をさせてもらったことです。
今まで書いてきたように私の人生は幼少期から学生時代、仕事を始めた15歳の時から幸福感や満足感を感じることはありませんでした。
いつも社会への不満、大人への不満、自分の生い立ちへの不満ばかりでした。
何とか変えようと思っても好転することはなく、「私の人生はこんなもの。
人の影にかくれて生きているだけ。決して成功者になることはできない」とばかり思って過ごしていました。
9人兄弟の大家族で貧乏な生活、親子や兄弟の関係は最悪でしたし、こんな家庭に生まれたことを後悔ばかりして過ごしていました。
友達とも上手くいかず、裕福な家庭をうらやましがって過ごしていました。
上級生からはいじめや暴力を振るわれる毎日は地獄だったのです。
そんな状況の中、中卒で働きに出るという選択に迫られ、私の人生はお先真っ暗な状態だったのでした。
なんで、どうして・・・と毎日、考えてみても事態は変わらず、私の人生はこのまま最悪の状態で終わるのだろうと思ったものです。
荒れ果てた感情を持っていく場所もなく、キリスト教会に救いを求めて通いました。
そんな私が33歳の時、ドライバー教育担当者としてチャンスをもらってから人生は変わったのでした。
上層部もそれほど期待していなかったのかもしれません。
しかし、私にとっては自分を変える最後のチャンスだと思ったのです。
何時間働いたから給料がいくら・・・という考えは全くありませんでした。
むしろ私がこの仕事で何ができるのか?どこまでできるのか?の挑戦だったのです。
その結果、私の研修に参加した人が会社の再生に貢献する原動力になってくれました。
私の開催する研修に行くと洗脳されると噂になるほど鬼気迫った雰囲気でした。
その時は、私の人生をかけた本気の仕事だったのです。
今、あの時の熱い思いと行動ができるか問われれば「ムリです」と答えます。
それほどまで私は自分の人生をかけた瞬間でした。
それがあったからこそ今があるのです。
あの時期があったから私は仕事や人生に期待と希望を持つことができたのです。
ドライバー教育という機会が私の人生を変えました。
多くの人が人生の大きな転機や機会を体験していることでしょう。
そんな経験は幸せだと思います。
人が何と言おうと自分の人生を変えたきっかけや経験は、自分にしかわからない貴重な時間であり、大切な時間だからです。
あの時がなかったら今の私は違った人生を送っていることでしょう。
今回はここまで。
次回は次の展開について。