【コアトラ】パートを変容させる

自分が変えたいと思っているパートのコア・ステートがわかったら、
そのパートを育てて変容させていくことが最終段階です。
パートはかなり若い幼少期の頃であることが多いです。

《パートを育て変容させるプロセス》

①まずは、そのパートの年齢を聞きましょう。
②次にパートをあなたの身体に統合させる
③成長したパートとともに達成目標の連鎖を逆戻りする

以下は、私のコアトランスフォーメーション(パートの変容)の内容です。

「パートに問いかけます。あなたは何歳ですか?」

私は最初、1歳くらいだとパートから聞いていました。
でも、そのパートは、もっと前だと言うのです。
(コアステートに導いたパートは、案内が終わったといってスーと消えました。そして、このパートは、もっと過去の記憶の中にあるパートでした)

そのパートは、更に記録をさかのぼり、母親の胎内に入って行きました。
更に小さくなり、手や足が出来上がる前の受精した時、命が誕生した(心臓ができた)時へ。

「私(パート)の年齢は、母親の胎内で、あなたの心臓が出来た時」というのです。そんな昔の記録など分かるはずがありません。

「その時に何があったの?」と私はパートに尋ねます。

パートは、その時の体験を伝えてくれました。
それは、母親が父からの言動に対して強烈に感じた「怒り・憎しみ・絶望」の感情が、体内に誕生した私の小さな細胞を強い力でギュ-と握りしめた時に刷り込まれた感情だということでした。

その瞬間に「怒り・憎しみ・絶望のパートが心臓部分に出来た」というのです。その時の圧迫感を感じました。

何とも意外な答えにビックリ。
まだ細胞の段階でそんなことが分かるのか?と半信半疑な私とそれを素直に受け入れる自分の両方があって複雑な気分でした。

年齢がわかった後、次の段階に移ります。
「そのままの年齢でコアステートを十分体験します」

私は、怒り・憎しみ・絶望のパートに「慈愛」のコアステートが包み込み、闇の部分を溶かしてる感覚を感じました。
暖かくて、安心できて、リラックスを感じました。

「そして、時の流れの中の数々の体験にコアステート「慈愛」を浸透させて、現在の年齢まで進みます」
そこからの私には、どんな時も慈愛という(光を放つ人の形のようでした)コアステートが共にいてくれるのを感じました。

母親の胎内で成長し、生まれてきた私は、慈愛の光に包まれていました。
2~3歳頃、父と母が2歳下の弟を奪い合うように大喧嘩をし、
母が投げ飛ばされているようすをそばで見て私。
「僕の存在は何?弟だけが大切なの?」と孤独感を抱いたとき、
慈愛が自分のそばにいて「一緒にいるよ」と言ってくれました。

2歳上の大好きだった姉が小学生の時に病気で死んだ時、「慈愛」のパートが共にいてくれました。

小学生の時、兄のおさがりのランドセルを同級生にバカにされ引きちぎられた時、悔しくて、悔しくて壁を叩いて大泣きしたときも、「慈愛」のパートは一緒にいて慰めてくれました。

中学生の時、他校の生徒10人位に囲まれて顔が変形するくらい殴られ、
シャツが血だらけになるリンチにあった時、「慈愛」のパートが一緒にいて恐怖に耐えて悲しんでくれました。

9人兄弟である私は、大家族だったため高校を辞めて働こうと思ったとき、学校を辞めるまでの間、何日も何日も家に引きこもっている私に
「大丈夫。一緒にいるよ」と手を引いてくれたのは「慈愛」のコアステートでした。

19歳の時、父親と大喧嘩をし、絶縁を覚悟し、泣きながら家を飛び出した時、また、アパートを借りるまでの約3ヶ月、車の中で生活していた時、「大丈夫、どんな時も一緒にいるからね」と励ましてくれたのは「慈愛」のコアステートでした。

今まで気付いていなかったのですが、あの時も、この時も、どんな時も、
いつも「慈愛」という光を放つ人の形をしたコアステートが共にいてくれていました。
「心配しなくていいよ」
「孤独ではないよ」
「一緒にいるから」
「大丈夫だから」・・・
その感覚が嬉しくて、幸せで、安心できて・・・涙が溢れてくるのです。

怒り・憎しみ・絶望のパートが、慈愛のコアステートで変容され、
生まれてから現在までのあらゆる出来事の時に共にいてくれ、
闇の中にいるような私の感情を包んで溶かしてくれていることを深い所で
感じることが出来ました。自分は1人ではないと思った瞬間でした。

私は、このパートに感謝しています。今回の体験を決して忘れません。

何か、新たに生まれ変わった感覚です。
今まで体験した出来事が違ったものに感じます。
すべては、私のために起こった出来事だと思うと嬉しく思います。

ここまでが、私のコアトランスフォーメーションの旅の全貌です。
みなさんへのシェアももちろんですが、自分が記録に留めたいという思いで気持ちを込めて書きました・・・

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