カウンセリングメソッド・Ⅰは、目標に焦点を当てて
今後の行動を明確にしていく質問ですが、目標や計画が
上手く進行しないことが多々あります。
今までは、他の目標でごまかしたり、諦めたりしていました。
今では、そんな時に「カウンセリングメソッド・Ⅱ」を使っています。
“問題は何なのか?”を明確化することで、問題から目をそらすのではなく、向き合うことが出来るようになってきました。
“何故それが問題か?”という質問は、私のビリーフ(信念・価値観)が、
私を行動を止めていることに気づかせてくれました。

私のビリーフが、同じような問題に遭遇した際に目をそらしたり、
先送りしたりする癖を心にプログラミングしていたのです。
私のアウトカムの一つに「私の提案する企画でプロジェクトチームを同じ方向に向ける」というものがありました。
しかし、“私の企画が通らない、メンバーが理解してくれない”という問題が発生しました。
思ったように進行しない状態をメソッド・Ⅱで取上げたところ、
問題の本質に『私は、人と信頼関係をつくることへの恐れがあること』
『人間関係に自信が無いこと』、『人間関係には見返りが必要だという』
ビリーフがあることを発見しました。
その事実に気づいたときは少しショックを受けましたが
「そんな不完全な自分だから人生で学ぶ意味がある」と思い直し、
その問題をアウトカムに変えることにしました。
アウトカムを「自分をオープンにし、人との関わりは待つのではなく、
自分から声をかける」というものにしました。
その後、チーム内での話し合いでも力むことなく、自然に声をかけることが
出来るようになっている自分がありました。
また、積極的に声をかけるだけが、人間関係をつくる方法ではなく、
何も語らずとも“ただ寄りそう”ことも大切という新たな価値観を持つことが出来ました。
カウンセリングメソッド・Ⅰ、Ⅱにより、アウトカムも問題・課題も
適当なサイズにすれば、取り扱うことが可能になり、達成すること、
改善することが出来ると思うようになりました。